子どもがダンスの振り付けを覚えられない…その前に育てたい「リズムに乗る力」とは?

ダンスを習い始めたものの、「振り付けがなかなか覚えられない」と悩む子は少なくありません。

保護者の方からも、

「家でも何度も練習しているのに覚えられない…」
「発表会が近づくと焦ってしまう」
「周りの子は覚えられるのに、うちの子だけ遅い気がする」

そんな相談をいただくことがあります。

私(TAKA先生)も、これまで多くの子どもたちを見てきましたが、振り付けを覚えられない原因は、必ずしも記憶力だけではないと感じています。

実は、振り付けを覚える前に大切なのが、「リズムに乗る力」です。

今回は、リズスポで実際にあったエピソードをもとに、振り付けとリズムの関係についてお話しします。

目次

振り付けは「動きを覚える」だけではありません

振り付けというと、「動きの順番を覚えること」と思われがちです。

もちろん、それも大切な要素です。

しかし実際には、振り付けの中にはさまざまなリズムが隠れています。

例えば、

  • 一定のテンポで進むリズム
  • 軽く弾むようなリズム
  • 三拍子のリズム
  • 途中で変化する変則的なリズム

ダンスは、こうしたリズムに合わせて体を動かすことで、一つひとつの動きが自然につながっていきます。

反対に、リズムを感じることが苦手な子は、動きを一つずつ頭で覚えようとしてしまいます。

すると途中で「次は何だっけ?」と止まってしまったり、音楽と動きが合わなくなってしまったりすることがあります。

「覚える力が足りない」のではなく、「リズムを身体で感じる土台」がまだ育っていないケースも少なくありません。

TAKA先生が担当した生徒のエピソード

以前、ダンスを習い始めたばかりの子がリズスポへ来てくれました。

保護者の方の悩みは、「振り付けをなかなか覚えられない」ということでした。

ダンスは大好きで、レッスンも楽しんでいる。

それでも新しい振り付けになると、周りの子より覚えるのに時間がかかり、発表会が近づくにつれて焦りや不安が大きくなっていたそうです。

私はその様子を見て、「もっと振り付けを練習しよう」というよりも、まずリズムの感じ方を見直した方がいいと考えました。

振り付けには、一定のリズムだけではなく、弾むリズムや三拍子、変則的なリズムなど、さまざまなリズムがあります。

その違いを子どもにも分かりやすく伝えながら、「音を聞いて体を動かす」ことを意識したトレーニングを始めました。

リズスポで行ったリズムトレーニング

最初に取り組んだのは、一定のテンポに合わせて体を動かす練習です。

テンポを一定に保ちながら歩く、ステップを踏む、手拍子をする。

一見シンプルな動きですが、リズムを身体で感じるための大切な土台になります。

その後、

  • 三拍子のリズムで動くトレーニング
  • リズムが途中で変わるステップ
  • 音の変化に合わせて身体を切り替えるトレーニング

などを段階的に取り入れていきました。

最初は戸惑っていましたが、少しずつ音を聞いて身体が自然に反応する場面が増えていきました。

約1か月で見えてきた変化

リズムトレーニングを始めて約1か月。

保護者の方から「最近、振り付けを覚えるのが早くなりました」という嬉しい報告をいただきました。

以前は何度も止まりながら確認していた振り付けも、音楽を聞きながら自然に身体が動く場面が増えてきたそうです。

発表会へ向けた練習でも、新しい振り付けのコツをつかむスピードが上がり、自信を持って踊れるようになっていきました。

そしてその後、発表会ではセンターポジションを任されることになりました。

もちろん、センターポジションを任されたのは、リズムトレーニングだけが理由ではありません。

日々のダンスレッスンで積み重ねてきた努力や、ご本人の頑張りがあってこその結果です。

その中で、リズムを感じながら動く力が育ったことが、振り付けを覚えるきっかけの一つになったのではないかと私は感じています。

振り付けを覚える前に育てたい「リズムに乗る力」

「振り付けを覚えなさい」と言われると、多くの子は動きだけを必死に記憶しようとします。

でも、本来ダンスは音楽に合わせて体を動かすものです。

音楽を聞き、そのリズムを身体で感じられるようになることで、振り付けも一連の流れとして理解しやすくなります。

私は、振り付けを覚える前に、まずリズムに乗る力を育てることが大切だと考えています。

リズスポではダンスの振り付けそのものを教える教室ではありません。

リズム感や身体操作、タイミング、重心移動など、さまざまなスポーツやダンスにも活かせる「体の土台づくり」を大切にしています。

競技や習い事と並行して取り組むことで、新しい動きに挑戦するきっかけになる子もいます。

まとめ

振り付けが覚えられないと、「うちの子は記憶力がないのかな」と心配になる保護者の方も少なくありません。

しかし、原因は記憶力だけではなく、リズムを感じる力や身体の使い方が関係していることもあります。

もしお子さんが振り付けを覚えることに苦手意識を持っているなら、一度「リズムに乗る力」という視点から見直してみるのも一つの方法です。

リズスポでは、一人ひとりの動きを見ながら、リズム感や身体操作などの土台づくりをサポートしています。

ダンスをもっと楽しみたい、動きに自信を持ちたいというお子さんは、ぜひ一度体験レッスンにお越しください。

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